名鈴のお気に入りの歌一覧
朔夜
喜んで貰えることが生きがいと心にも無いこと口にする夏
9
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横井 信
寝付けない夏の夜空を駆け抜ける夢の列車を待つ星の駅
10
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千映2
ゆかた帯挿した団扇の涼し柄京のそろりと送り火の夜
6
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び わ
病院で何度も吾が名呼ばれたか不安先立ち耳そばたてて
10
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樟明子
泣きながらわしわしわしと蝉の云ふ最期の夏と思へば哀し
5
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艸介
きみの言ふ「非日常」はいつだつて 誰かが倦む陳腐な「日常」
2
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みのる
挽歌とは殯にあらずそれはただ生の傷みに寄り添へる歌
4
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ななかまど
迎え火を焚いてあなたを待ってますあなたが父祖を迎えしように
14
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みをつくし
年を越え耳懷かしく思ひ出づ 夜更けて聞こゆ淨璢璃の聲
27
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鴇乃
ながれぼし 願いを待たず先駆けて 夢見て走る貴方のごとし
5
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葭堂
さよならと 両翼振りて あかね雲 君らの想いを 背負いて生きる
14
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滝川昌之
蝉時雨止み 二、三度低い風の後の 澄ます静寂に遠い雷
16
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うすべに
負けないで 腐った牙にとらわれた女神がかざす真珠の光
8
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うすべに
ぽんぽんと叩いてみろと祖母笑う わからなかった西瓜の機嫌
10
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江儀
風かよふ秋のすゑ野の草の上にこゑ鳴きかはす月鈴子かも
4
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横井 信
八月の流星群を待ちわびて雲にかくれた静かな祈り
17
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青き銀椀
流星の見へずなりして夏はゆくわが胸中をつと流れたる
12
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鴇乃
君の背へ 駆ける改札流されて その手取らずば思ひ増しけり
9
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小林檎
簡単に棄てられるのださっきまで私の一部だった爪たち
5
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KEN
眞言の 梵字消ゆるも 雨風の 曼陀羅描く 苔の石かな
12
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