名鈴のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
夏に果て拝む梵字の曼荼羅や猫の置き物へ話し掛ける
11
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やまざくら
大雪渓 群青の空 峰遠し アイゼン響かせ 点と成り往く
8
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やまざくら
仰ぎ見る 古刹の 石段 幾星霜 杉の木立に 著莪明るめり
6
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KEN
ふつふつと 怒り 沸き立ち 天を突く 僞りの蒼 地に叩くため
10
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KEN
ひまはりは 乾く日差しに 陰りけり 青きまなこの 少女の中で
14
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みっさん
梅雨明けに何もかもをも洗はむと洗濯機回し心も洗へる
5
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みっさん
大型のモンキアゲハの舞ふ林汗をかきつつゆつくり歩む
5
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弥栄成就
流れ星 雨降るように 降り注ぐ 奇跡の夜は 今でも瞼に
17
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みをつくし
空の青 山深緑 地は萠黄 その中走る車線の白さ
36
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艸介
夏の日にさらす衣手 はらはらと またひるかへる天ぞうらめし
5
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うすべに
街路樹の葉の影澄んであざやかな風にころがる蝉のなきがら
7
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葭堂
隅田川 夜空に花の 咲く意味を 思うて上を 向く目頭か
5
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滝川昌之
盆帰り待つ身となれば在りし日の父母の思いに詫びる仏壇
22
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千映2
怠け者の節句働き知りながらそよぐ風あり庭しごとする
6
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ななかまど
八月の卓に定まる朝トマト熟れ採りという味の重さよ
12
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樟明子
いにしへの祈りの山の水淨し地に住む人の心を清くす
9
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横井 信
星の降るお盆休みの草むらでそっとはじまる鈴虫の歌
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可不可
梅雨ダレに漬けこんだ蓋あけて 紫外線で炙れ 人肉
9
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青き銀椀
のこぎりで氷を切るを見つめれば目を細めつつ涼を分けらる
9
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艸介
宵の口 過ぎしも未だ残りたる 盛夏の熱気 愛しか憎しか
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