詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
夏の夜の儚き火垂るドロップを溶かした甘き水辺に眠れ
28
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聴雨
帯結びふたたび解きてまた結ぶ雨訪ふ空を箔にうつしつ
9
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コタロー
「一輪車初めて乘れた」と喜びぬ姉妹上手にペダル漕いでく
10
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滝川昌之
卒業で途切れた糸を引いてみる名残りの花弁が落ちてるうちは
17
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詠み人知らず
おのがじし花も移ろひ陰ふかみ足拍子ならす仕舞ひのおほかぜ
8
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幸浦佳
ちょっとだけ小腹が空いた独り居の汁物すする音だけ響く
8
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煩悩
かすみゆく我が夢のより我がこころはすこしはやくてきょう花曇り
9
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真如
去年積みし 落葉ふみしめ 往く山路 深山桜の 花びらすがし
7
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千映
連絡の取れない君は今いずこ愉しき過去を思い出してよ
9
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聴雨
ひと色に数多の症あるやうに十色とあらば無限のいたみ
8
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聴雨
虫喰いの十年連用日記には見初めし事の過去とし在りて
9
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幸子
落ち込みし夜の夢の中わらわらと集い慰めてくれし人々
12
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コタロー
一面の菜の花畑に紋白蝶ひらひら舞ひて溶け込むやうに
6
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恣翁
主替はり 破れたる牆の 古りし苑に 藤 織り懸くる紫の浪
17
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クロネコ
蛍火の 戦の傷の 哀しさは 古典にあらねば 血涙絶えまじ
10
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詠み人知らず
雑草と思へど摘めぬ 側溝の隙間 一途に笑めるを見れば
15
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KEN
いつつむつ椿降り積む水鏡儚き小波君影搖らし
12
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聴雨
転寝のねざめの雨に心浸しともしび慕ふ夜半のまくら辺
6
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び わ
しかたなく彷徨いあるく闇の中じっと堪(こら)えよ光りさすまで
9
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舞
夕焼けの果てにあるらん絹の道バルテノンなる神々の丘
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