御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
しきしま
天の原湛へる雲の厚けれどこぼれて匂ふ冬の月かな
7
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草木藍
梅の枝を透かし下弦の月光る冷たい風に冬の戻り来
10
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茂作
我がやどの庭の枯れ木を一人見る 冷たき雨にひとを戀ひつつ
15
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夕桐
緋の入りつ帶に紋なす浮御堂かさね色目の衣纏ふらめ
11
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舞
夢であれ知り初む恋の埋もれ火の炎は明かし枯れてゆく身に
10
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只野ハル
棄てに行く花束抱いて海へ行く季節外れのあの海へ行く
5
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只野ハル
枯れないがもう育たない花ひとつ川縁でただ流れを見てる
5
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只野ハル
面影が僅かに残る街並みを今はひとりで歩いています
4
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詠み人知らず
心待つ想ひ届かば花匂ふ風を寄越して慈雨来るらし
12
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さいおん
小春日 吾漕往者 明日香野 天悒憤 雨勿落曾
8
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夏深
ひまわりの種を窓辺に眺むれどさえずりもなく冬日傾く
10
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茂作
人のいぬ家の柿の實赤々と 西日に照りてしだれけるかな
14
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うすべに
風ぬるむ 春のコートの袖かざす陽ざしの向こうにかすむ山かげ
7
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ななかまど
空にある重き雪蓑脱ぐように雪降り積もる会津寒中
15
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桜田 武
来る年の幸思い手を合わせればともし火応えかすかに揺れる
6
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舞
北国の静かに響く冬のうた雪を踏む音雪積もる音
8
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茂作
風凍り針立ち上がる霜柱 輝きて消ゆ人も見ぬ間に
12
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虹岡思惟造
着膨れた母娘乗りくる無人駅雪振り払い手動ドア閉ず
10
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舞
翔ぶ事を忘れて久し背のつばさ時に疼きてまだ生きてると
11
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詠み人知らず
未だ浅き節目を越えて己が途拓きゆかれよ花も薫らむ
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