KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
もう少し生きてみようか朝顔が水を求めてくれているから
3
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うすべに
怒気はらみまだおさまらぬ雷神の 雲を見おろす上弦の月
10
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舞
雀さえ空ゆく翼持つものを憂しも哀しも飛べぬ人の身
11
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へし切
盆を過ぎ 処暑にいたれば夕暮れに涼風さそふ ひぐらしの声
11
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ななかまど
陽炎の畑に咲きたる百万の夏のひまわり黄の行き着きて
13
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滝川昌之
トゥクトゥクは舗装道路も揺れるから少しずつ夏落としゆくんだ
17
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横井 信
雷雨止み暑さの戻る駅前で夏の終わりの蝉の独唱
11
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茂作
子らはみな歸れと告ぐる鐘の音に 誘はれてこそ山ばとの鳴く
31
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茂作
思ひきや移り住みては三十年の 街が孫にも古里となる
20
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ななかまど
秋の声何処にありや緑濃き鈴懸の樹に処暑の影なし
17
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灰色猫
水色の羽をもつらむまぼろしのせみを食して月へ帰らむ
14
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滝川昌之
腰かけてスイカ漬け物まどろめば団扇がなでる祖母の縁側
17
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うすべに
夕暮れの蝉にまぎれて虫の声 暑さひといき風のやさしさ
14
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へし切
ひそやかにうれし涙を流したり そんな可愛い君が好きだよ
13
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横井 信
まだ少し空いてる夏の銀色の列車遅れる朝のカミナリ
9
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舞
一夏の神話を終えし少年は銀河の列車軌跡見上げて
8
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うすべに
見わたせば吉野の山に雲おこる 国原までと祈るもむなしい
11
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波端
藪枯らし和菓子に似たる花かざしうましき夏の日に輝かし
8
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横井 信
伸び過ぎた庭木の枝を切っていく夏の終わりにこぼれるひかり
12
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茂作
詠わずばひと日暮れぬと思ふかな 二年過ぎしうたのわの歌
22
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