猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
楓
露天の湯ひとり身体を沈めればはらりと落ちる紅葉ひとひら
49
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庭鳥
蒼天の向こうどこかで降る雪がビル風となりわたしを泣かす
4
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山桃
とんからりと開けたるけふの空昨日の恥は夢のまた夢
2
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さる
大雪の けふ北風の 吹き荒れる 東京の街 不況の風も
1
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粕春大君
小夜しぐれ雲だに払はば月夜見に玉も光りて人の訪はまし
18
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粕春大君
宵闇に杉の戸開くる音もなしゐ待ちの吾れを照らせ月影
24
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さる
看護師の笑顔うれしく 採血の針の痛さもやわらぎにけり
5
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有為
かりそめの閨の帳になく声の行くとし聞かば露もふるらむ
5
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紫苑
金色の小さき鳥は街に降り骸となりぬ凩の朝
13
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浅草大将
ただ一人旅にしあれば寂しくて返り見すれどただ風の音
11
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粕春大君
十五夜の白き光に橘の実の色づかふ里の霜風
21
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粕春大君
見上ぐれば木の葉隠れの月影も今宵こずゑに宿りぬるかな
16
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庭鳥
波打つは腹のみならず襖紙障子へなへな湿気を吸いて
7
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さる
落ち葉にも 四季のかわりが 感じらる 箒であつめ 焚き火囲みて
1
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粕春大君
山里の木の葉乱れる凩の吹き渡る夜に月は揺るがず
19
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粕春大君
波に立つ葺かずの御門を仰ぎみて吾が子をいつく島の社に
13
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たんぽぽすずめ。
寒いなと帰る親父におう!鍋は出来ているぜと 夜の12時
6
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たんぽぽすずめ。
飛行機が飛んでいますなカクさんやあれはヤシチの風車です
8
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さる
自らを 愚禿とよびし 上人の著しましし 言の葉に酔ふ
2
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庭鳥
うたた寝に恋しい人は出てこずに足を縫合する夢を見た
3
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