河のほとりのお気に入りの歌一覧
市川ありさ
愛し合うふたりと呼べる二人ではなくて小さな氷をかじる
5
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たかはし
僕ときみ 同じクラスになれたなら赤い糸とか信じてみよう
2
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光源氏
さらぬだに後の世に契る戀ならば心にたへぬ淺茅生の露
10
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只野ハル
チャイコフスキーのセレナーデが騒々しいと思える霧雨の朝
4
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薫智
嬉しくて尾を振る犬のように僕態度に出てる気がしてるんだ
4
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薫智
これだけは先に言わせて好きだっていつも待たせていた僕だから
7
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紫苑
皺みたる山査子の実の酸き甘き綯ひ交ぜにしてひそと食みをり
9
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紫苑
彼岸すぎ塩瀬の帯に笑まひする仏の傍に赤ままの咲く
10
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紫苑
たはむれか黄金の雨に身を浸すダナエの眠り安けからまし
5
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かぐら
水の杭打ちつつとうく蓮の葉としずかに穂先ゆれても踊り
2
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詠み人知らず
カタカナに含む侮蔑のニュアンスで 「アイシテル」って呟いてみた
15
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かぐら
詩より死を引いてしまったきみたちの痛みだけ持ち泣いたら勝てた
1
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市川ありさ
二日前みた悪夢から遠ざかり静かに呼吸するつけまつげ
5
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詠み人知らず
代々の命の縄を綯い逐えて 子に委ねれば仕事の終わる
16
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ゆうくん
香散見草 夜の時雨に枝を去り 春の涙に 浮かぶ花びら
2
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ゆうくん
春告げる 雨の響きを 運ぶのは 地に羽ばたける 鶯の川
2
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せいか
人知れぬ海底都市が滅んだか うごめく波濤が深紅に染まる
5
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恣翁
水鳥の立つ音の方に 振り向けば 春は未だし 比良の残雪
27
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目次
植え込みで嘆く銀色ブリキマン僕の居場所はここじゃないよと
6
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芳立
うちなびく春一番にさみどりの髪はわが手の触れるところへ
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