河のほとりのお気に入りの歌一覧
本間紫織
ふつふつとよぎる疑惑を押し込めてキャラメルプリンを焦がす15時
7
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本間紫織
何もかも自由になれる方法をもう知っていて押さないボタン
4
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本間紫織
コバルトの海で出逢った人だからひどく優しくすこし塩っぱい
4
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本間紫織
捨てられることを望んだわけじゃないプッチンプリンの紙スプーンは
6
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あそびくも
普段より少し素気ない振る舞いは私のみ知る照れてるしるし
19
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たえなかすず
こうやってきみは黙って消えていく誰かの窓に影を落として
3
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たえなかすず
部屋用の銀ピンヒールがありまして泣きさうな日は履いてをります
6
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紅梅
あたたかきうたのわ出会いありがたきどうかよろしくお願いします
10
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紅梅
苦しさやさみしさ歌にまぎらわすそのとき歌は悲しき玩具
8
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舞
消えんとす滾ぎる夕陽の紅の吾れにもあるや歳経りゆくも
7
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舞
北国の貴女に積もる雪解けの春は如何にと花に問う日々
11
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只野ハル
ストーブの上の鍋で気長に豆を煮る三月まだ寒い夜
8
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聴雨
春なかばなごりの雪は花となり日々津々と淡く色めく
8
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聴雨
はやも散る雨に打たれし白梅を花の涙とこぼすまなざし
8
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聴雨
折々のひとの流れの中をゆく思ひおもひの歌はうるはし
18
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聴雨
薄ら氷の消えゆくやうに透明な記憶の端に残るかなしみ
8
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舞
朝まだき身を屈ぐめつつロビー拭く老婆のありてビジネスのビル
6
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舞
気にはせぬ嫌われ役も性にあう笑いて眺む窓に降る雨
14
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舞
いにしえの愁いを偲ぶ風ありて梅ひと枝の菅公の春
11
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舞
ひと冬を過ごして今ぞ早や春の光り満ち来る朝やけの空
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