河のほとりのお気に入りの歌一覧
艶羽
君居らぬ 春闇寂し 其が如し 香灌ぎて 横たふ褥
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艶羽
朝東風の 掻撫づ頬の 心地よく 醒めし心と 褪めし空月
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艶羽
潮屋なる 汝の有様 漫ろはし 然らば吾が心 忍過ぐさむ
3
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艶羽
独り寝の 部屋に零るる 溜息の 数は想いの 深さなりけり
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悠々
なにげにもれたすせろりはふらんすの少女のごとし生のまま食ぶ
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悠々
かなしみの春よろこびの春さまざまにつばめよつばめ海超えて來い
14
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悠々
死のせまる母とはしらずもぐり込むうすきふとんのうすきちぶさに・澄子
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悠々
失戀し貧乏をして病氣せよあらゆる不幸にのた打ちまはれ
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悠々
増税に烏合の衆の大騒ぎ復旧復興どこ吹く風ぞ
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悠々
きみの弾く「わかれの曲」がせつないよせめて今宵は「月光ソナタ」を
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悠々
靖國のさくらのつぼみほころびてきみ誇らかに開花宣言
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悠々
波しぶく光の海を越えて來よつばめよ汝れは北の戀人
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悠々
肉聲が聽こへるやうな歌を詠めアタマで詠むなカラダで歌へ
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悠々
南から北へ旅行く花々よ瓦礫里にも春を告げてよ
11
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悠々
できるだけひら假名にせよ大和歌やさしきしらべに思ひ託せよ
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聴雨
問ひかけと静けき強きまなざしと祈りの風を纏ふ春の夜
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聴雨
鼻歌が寝息にかわる午前二時余韻のごとき雨音聞こゆ
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聴雨
春の陽に咲きこぼれたる花に似て受ける手のなきわが思ひかな
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半格斎
み渡せど雪野が原に花影のなきぞ哀しきにび色の空
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半格斎
寒風に身を凍らせて登校の子等は弾けし歩道路のうえ
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