詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
絮谷新
瑠璃色な夏の夜明けの少し前万年筆に満ちるインクは
19
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詠み人知らず
吸い殻や缶をを集める歩道では 奇異な視線が わたしに刺さる
19
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滝川昌之
今日解いたリボンを全部結んだら世界は一つになるのだろうか
8
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たけくらべ
逝くほどに憂き身を窶す恋ならば果てぬ心は形見なるらむ
28
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みやこうまし
此れからは気ままに行ける一人旅妻去りて得る珠玉の自由
17
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inosann
客先で「働きし時が花」と聞く言葉が身に沁む退職した今
23
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まあさ
続々と来る来る来る来る見舞客 転院先は職場が近い
16
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まあさ
スタッフの盛大な拍手に照れながら生きて出てきた病院の門
23
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まあさ
ラウンジと名ばかり院内談話室 自販機珈琲デートの気分
14
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舞
さしのべる手は暖かくカップルの冬日また善きクリスマスイブ
14
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桜田 武
亡き母をお袋と言いしは我が晩年人並みの苦悟る頃
9
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Chico
美しき 世界包める六つの花 息吹きあげたる あのひとのかお
22
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Chico
六つの花 散ら撒く指の現れて 美しきかおのぞきけるかも
18
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藤久崇
ちはやぶる 神の生まれし 今日の日に かくれ給いし 歌つ天皇
8
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林林
とは言えど今あるものに感謝してサンタクロースの橇を見送る
19
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石川順一
クリスマスイブの寒くて聖菓かなチョコレートすら早く食べたり
19
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灰色猫
その胸に貴い灯火あることをどうか忘れず歩んでほしい
24
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灰色猫
教えてよ失くした恋の忘れ方燻り続ける焔の消し方
21
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曖緒子
黙っても同じこと考えてると 分かってふたり 黙ってゐるの
5
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只野ハル
冬の雨の行方の見えぬ我恋を流すが如く頬を伝わる
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