御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
恵
降る雪に枝を擡げし蝋梅の声を聴きおり春はすぐそこ
14
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しきしま
天つ神枯るる景色を見かねてやけふ初雪を添へにけるかな
10
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KEN
信夫路の その里山の ひとかどの 日向と睦む 唐梅の艷
11
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そらまめ
寛解を 祈る川面や 高瀬川 さりとは知らず 行く花筏
11
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へし切
北風は 哀しい音やね虎落笛 やはり独居は やり切れぬもの
14
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草木藍
禁色の 深紅 椿挿す 荒れた庭より 一枝折りて
10
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へし切
目覚めても 衾を剥ぐに中々に 床に居残る大寒の朝
10
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なりあきら
朝靄が 雲なき空を 覆う朝 いつもの鐘が 遠くに響く
3
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うすべに
ほころんだ梅のいちりん見とどけて はだれ雪敷く白いさざんか
7
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詠み人知らず
晴れの日も甘露灌ぐも朝の陽も月夜の照るも明光の浦波
8
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詠み人知らず
冬空に仕舞ふひと日の陽も失せて灯るが如く水仙の白
14
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KEN
物怪の 爪と冴ゆかも 惡しき夢 逃れ覺め見ゆ 窓越しの月
9
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さいおん
不逢日 久在者 白栲 吾衣袖 干時者無
10
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詠み人知らず
有明の月は浮かべし一艘の小舟となりて君に逢ひゆく
9
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舞
清しくは零下十度のサッポロの朝を歩める雪鳴りの音
11
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うすべに
黙祷のしずけさやぶるサイレンも 聞こえることのなかったあの日
12
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詠み人知らず
柊の 艷やかなりし緑葉に ひとむら笑みし眞白なる花
5
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詠み人知らず
冱つ朝 むすびし冰面に幸ひを 祈ぎて掬びし掌の水
2
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ななかまど
地に還る落ち葉踏みしむ石の段辿々しかり色即是空
16
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KEN
夜をかけて 雪と咲けずに 降る雨の 思ひ燒くかは 今朝の朱の雲
11
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