詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
薄暗き常緑林に ちんまりと無垢に生ひたる雛の錫杖
14
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詠み人知らず
台所事情 知らずて駄々こねて 母困らせし童女のころ
12
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詠み人知らず
夫逝きて病児とふたり 逞しく明るく生くる母の強さよ
16
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詠み人知らず
秋雨の夜半に耳元 汝が声で囁かれなば 何ごこちかせむ
7
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夢士
小雨降る秋の夜長の村祭山車に引かれて虫の音聞きて
18
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KEN
つれづれと殘す思ひに玉箒つゆに潤みてとき告ぐるかな
20
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舞
月のみは静かに照らすネオンなき北のすすきの大なゐの夜に
14
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秋日好
土曜午後狐横切る芝生には少年五人が何故か手を振る
14
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石川順一
目覚めれば十一時台まで眠りけりいきなり昼餉のカレー饂飩食べ
21
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ひよこ豆
ひとり夜仕事終わりのご褒美にほんのり冷めたコンビニおでん
21
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詠み人知らず
山深み名残りの夏の古代杜山まゆがふわりこちらへどうぞ
18
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煩悩
アガサ博士が解読している暗号学が書かれた暗号文
6
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舞
華やいだセーラー服の乙女らも母となるらん命かけつつ
15
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灰色猫
とろとろのミックスジュース味わえば桃の主張がやたら強いぞ
21
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灰色猫
真夜中のプールに浮かぶぼくたちは月面旅行のふわふわみたい
25
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詠み人知らず
婆々さまのジャンボおはぎは 垂涎の甘味絶妙つぶつぶあんこ
13
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石川順一
法師蝉珍しいなと聞いて居るコンビニ支払いの為に家出て
11
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詠み人知らず
生魚パック眺めて通り過ぎ 惣菜売り場の焼き秋刀魚買う
13
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詠み人知らず
一見は取っつきにくくも 語らえば 枯淡な人に滲む優しさ
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詠み人知らず
真冬でも無いのに震えがとまらない 摘まれた芽生えが連れてきた虚無
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