KENのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
圓錐の白き花鞠をもたげを絹雨ぬらす婚の日の朝
10
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横井 信
積み上げたプラスチックの夢と罪 海の彼方で今日もただよう
10
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滝川昌之
通勤時 歩道横切る蝸牛 上京したての老婆のごとく
10
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滝川昌之
歩道にて駐車違反の蝸牛レッカー移動で紫陽花の葉へ
21
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うすべに
振り向けば去りゆく人の魂かとも 闇をうるおす蛍ただよう
12
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詠み人知らず
庭園の小雨に菖蒲の花しづか木道ゆるりと相合の傘かげ
11
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コタロー
交叉點色とりどりの四葩咲く行き交ふ人をもてなしてゐる
8
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コタロー
物干しが賑やかなりし梅雨晴間鳥の囀りリズムを刻む
9
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うすべに
ほたる火の淡い追憶うすれゆく やさしい声の祖父のおもかげ
12
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灰色猫
ふわふわの甘い想いを召し上がれあたしの恋の白い爆弾
17
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横井 信
若苗に涼しい風も水無月のひかりを浴びて波うつみどり
14
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詠み人知らず
百歳の未来図なんぞ無理の無理その日その日の無事が大切
15
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近江の人
健康にぬかりのない姉突然に眠り続ける病も知らずに
2
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横井 信
妖しげに梅雨の晴れ間に虹のたつ夕焼け雲に遠い稲妻
10
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行宮偏(仮之名)
冷泉の小魚は底に横たわる 斯くも淋しく眠りつづける
10
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滝川昌之
除湿器に溜まった水が六月の部屋干したちを抜け殻にする
17
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へし切
12日 語呂を合わせて「豆腐の日」 商魂 逞し ひとの営み
15
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うすべに
独り来て 降り出す雨に笹の音 闇をさまようはぐれた蛍
10
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もみじ☆彡
よもすがら 燈りをともし 裏窓に 訪ひを待つ 白き家守の
12
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へし切
足る 足りぬ 民は知らぬと思うてか 年金不足 老後の不安
14
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