灰色猫のお気に入りの歌一覧
桐生賄
病院で 盲腸言われ 担任に「受験生だぞ」言われ、半べそ
9
もっと見る
桐生賄
風呂入り 温まったら 治るさと 考え浅はか すってんころりん
7
もっと見る
リクシアナ
賑やかに雀宿れるニオイヒバ雪に埋もれて温もる憩い
5
もっと見る
烏滑稽
地に宿り 瑞を陽を浴み 実は結ぶ みな借りざれば 何れも成せぬ
6
もっと見る
香月
枯葉発ち衣失くせし木の下に寒を纏ひて震ふ吾が身よ
6
もっと見る
ミツ子
好きだって 君に縋れる女なら きっとはじめから恋などしなかった
4
もっと見る
佐々木サカナ
純白を尊ばるるは只一度 蹈み締められた泥雪となる
6
もっと見る
己利善慮鬼
空澄みて雪解けの道からからと駆け行く子等に旧き日を見る
4
もっと見る
詠み人知らず
長い路歩いて付けた足跡の数だけ知った幸せ不幸
17
もっと見る
真横
旅に出た君の居ぬ間に頬張りし西京漬けの柚子の香りよ
6
もっと見る
西村 由佳里
まっすぐな道からそれて歩むのは春待ち顔の桜の小道
7
もっと見る
桐生賄
悪い事した生徒には馬乗りになって説教 熱血教師
8
もっと見る
桐生賄
先生ら 運動会には 張り切って 仮装し走る 楽しき時代
7
もっと見る
月虹
また別の誰かと比べようとして我の右手の温もりを見る
27
もっと見る
月虹
溶けかけた路肩の雪は幸せの色をしてると気付く一月
26
もっと見る
詠み人知らず
一年中あつい電車の空調は お節介なる 叔母に似ている
17
もっと見る
乙女田虎子
からみあう唾液の糸のあやをなし桜貝にも似たり耳朶
3
もっと見る
乙女田虎子
かろうじてたもつ椿の貞操もはらりほどける君の手のなか
8
もっと見る
鳥羽薊
もう少し少しで止まる愛の息の根ゆっくり頸を絞めゆく雪夜
2
もっと見る
葉月留美
親指を含んで目を閉ぢ思ひ出すまあるい月と熱い吐息を
4
もっと見る
[1]
<<
3708
|
3709
|
3710
|
3711
|
3712
|
3713
|
3714
|
3715
|
3716
|
3717
|
3718
>>
[4549]