詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
みづ子
真夜中に白さが浮かぶ吐く息の密度のこゆき恋のためいき
11
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螢子
十六夜の月も昇らぬ空なればただ白雲の流れてゆけり
11
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庭鳥
餅もなく掃除も済まぬこの部屋で新しいのはカレンダーだけ
10
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falcon
ことのはのうつろうものと知るもなほはかなき筆に思ひかさねむ
17
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楓
夕暮れを君とふたりで過ごす時満たされし心純白になる
8
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紫苑
ひととせの罪溶かすごと夕月の花色に染む空のぼりくる
11
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文月郁葉
さりげなく別れをきりだせるようにつめたい水をのみほす儀式
30
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リンダ
母という鎧のかぶり生きており闇に紛れた女を探す
6
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リンダ
半年の隙間を埋める大晦日、湯気立つ蕎麦を分け合いすする
3
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久哲
レンタルの畑だろうが勢いで場を盛り上げている霜柱
4
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リンダ
年女おえて始まる大殺界、波乱匂わせ虎が牙むく
4
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falcon
東京を夜発つバスに微睡みて夢見る志賀の白銀の山
7
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螢子
一期一会君が障子に書いた日に別れはすでに始まっていた
14
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キタハラ
もう二度とめぐらぬ冬のヒダマリへ愛をわすれてきたと気づいた
12
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螢子
山茶花は大木となり白き花闇夜に光る星の如くに
9
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みづ子
うつとりと幸せまさぐる手のひらの優しさ染みる。冬になつたね
3
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たんぽぽすずめ。
枯れてなを棘で曇刺し立つ薔薇へ排斥された憎しみが湧く
11
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銀ねず
鬼に豆 遠足に雨 父に母 オバQに犬 あなたのは嘘
11
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リンダ
苦味すら飲み込む仕事やりおえて帰途に頬張るミルクチョコレート
12
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リンダ
雨音で淋しくなって寄りそうは猫だけでなく吾かもしれぬ
3
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