御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
いちめんの覆い隠して秘めたきを留めおけずに淡雪の白
11
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ななかまど
巣立ちたる子らの絵本に降る雪のときめき遠く静かに閉じる
16
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トウジさん
南天は身の丈半分雪に埋め赤き実こそ護りてゆらす
7
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みな☆じん
街角と午後の予定をおほひつつあの日のやうに積もりゆく雪
4
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虹岡思惟造
見送りて戻る家路は雪月夜車中の君は何を見るらむ
3
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虹岡思惟造
冬枯れの樹々が連なる参道に隠れるように咲く寒桜
6
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舞
果てもなく 粉雪吹雪く 北の地に 赤を点して ナナカマドの実
10
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詠み人知らず
遠き日の田んぼ紅敷くれんげ草若き母居てむすび食む吾
14
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茂作
冬の畑白菜の葉の縛られて 一つ殘るも寂しかりけり
18
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うすべに
たよりない冬の陽ざしの色あつめ 寒さにひかる実のあたたかさ
12
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ななかまど
切通しやがて越えれば鎌倉の強者どもの夢たゆたえり
13
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夕桐
違ふともけだし花芽に比ひなし ふくら雀の春よ侍らむ
10
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へし切
詮無しと などと我慢をしているが 君がぬくもり こゑが恋しき
11
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恵
降る雪に枝を擡げし蝋梅の声を聴きおり春はすぐそこ
14
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しきしま
天つ神枯るる景色を見かねてやけふ初雪を添へにけるかな
10
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KEN
信夫路の その里山の ひとかどの 日向と睦む 唐梅の艷
11
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そらまめ
寛解を 祈る川面や 高瀬川 さりとは知らず 行く花筏
11
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へし切
北風は 哀しい音やね虎落笛 やはり独居は やり切れぬもの
14
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草木藍
禁色の 深紅 椿挿す 荒れた庭より 一枝折りて
10
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へし切
目覚めても 衾を剥ぐに中々に 床に居残る大寒の朝
10
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