中野美雄のお気に入りの歌一覧
舞
夕餉しつ晩酌をしつテレビ見つ妻と語りつ幸を感じて
14
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海原 真生
助けて と、無音で叫ぶ 25時 真上の月が孤独を晒す
15
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海原 真生
ホームにて 待てと言われた所では待つことできぬ おばたりあんよ
8
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海原 真生
君の根を 掘れるのならば 幾度でも掘るわ 冷たい月に背を向け
5
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灰色猫
整理せし本の山から舞い降りし栞に祖父の愛した一首
33
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いわこし
壁に今、ディスプレイから目を上げたら迷路の出口が見えたような
6
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詠み人知らず
独楽ひとり空を突き抜け宇宙へ出るまわりたいから銀河系でも
5
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千葉 甫
点滅の信号の下真夜中の猫のあるいて行く悠然と
8
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コタロー
「ありがたうござゐました」と大聲で園兒云ふなり玉葱抱へ
7
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コタロー
我の横綺麗な女性立ちたれば園兒ひそひそ笑つてをりぬ
8
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滝川昌之
老鶯の消えゆく声のせつなさが雲に届いて梅雨がはじまる
29
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kingface
庭走る子等の雄たけび聞こゆればひとり茶を呑むときはのどけし
9
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吉野 鮎
夕ぐれの刹那に燃ゆる儚さを薄らふ羽の蜻蛉の戀
19
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吉野 鮎
川面にうすき羽浮くかげろふのひとときを燃ゆ明日なき戀に
15
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紫草
昔むかし夫は若きランナーでひたぶる走る桜咲く道
9
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紫草
帰り来ぬ猫が別れを言うためのふり返る目に遠い青空
22
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紫草
あぁやはりお前がいないと思う夜終生猫は飼わぬと決める
38
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kingface
山高の神代櫻あればこそ花をば賞づるこころ継がれし
8
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藤久崇
土柄の 違わば色も 違えども 映ゆるよひらを 愛づるこの頃
19
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tasuku
紫陽花の葉の裏側に蝸牛静々と雨止むを待ちたり
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