KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
草笛を短く吹けば生い茂る森に涼しくウグイスの声
11
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へし切
相傘の肩半分のやさしさの ひとり身に沁む 恋しぐれかな
15
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舞
革命の言葉もすでに色褪せて飼い慣らされたスーツらの群れ
7
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詠み人知らず
老いの坂今日の一歩は明日の二歩雨の日一歩はドーナツ作り
14
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コタロー
雜草が絡んでをりぬ金網を雀がピョンと跳んでは潛る
8
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コタロー
夕風の素肌を撫でる風呂上がりベッドに寢れば短歌の浮かぶ
10
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コタロー
だらだらと暑きにふはり蝶々のひらひら躱す宇宙の天井
8
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コタロー
青々と長き尻尾の蜥蜴をり我に驚き草むら逃げる
12
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光源氏
花染めのゆかしき色に抱かれてすずろに乱る恋の明け暮れ
10
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灰色猫
敗北も勝利もないまま続きゆく旅路を照らす星に願いを
18
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横井 信
おだやかな風を見ている青鷺のまだ終わらない夏の一日
14
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横井 信
川に沿う風をかわして蝶は舞い僕の視界をすり抜けてゆく
12
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詠み人知らず
吾輩の使命は夜回り百足取り小さな体に漲る闘志
10
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滝川昌之
保育士の点呼のように朝顔の双葉数える梅雨晴れの庭
15
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つゆふみ
あの斑のいぬもあなたもいない星何千回目? 目覚めたの 見て
5
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つゆふみ
ことのはを文にするたび砕け散る下(しも)と訛りと性器とそれら
3
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つゆふみ
二人きりそっとささやく「殺してよ」復興よりも素敵な祈り
5
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つゆふみ
晒せない祈りを文(ふみ)に綴れたら犯罪だけど言文一致
3
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横井 信
風がやみ雨粒ひとつ半袖の腕に感じて足元みてる
9
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詠み人知らず
作りすぎカレー今夜はチーズ入れ見た目さわやか水菜をはらり
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