KENのお気に入りの歌一覧
コタロー
梅雨晴間ウキウキ氣分冷めやらず一日を廻る洗濯機の音
10
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コタロー
飛ぶものを飛ばせるほどに空青く足長蜂は花を嗅ぎけり
9
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横井 信
踏み出した頭の上で弧を描きツバメの駆ける夏はこれから
12
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滝川昌之
自覚はある 若手社員とずれてきた荷物とならず範を見せたし
18
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横井 信
水無月のきらめくみどり見下ろして下弦の月へ飛び立つカラス
11
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詠み人知らず
わた雲の絵日傘くるり伯耆富士着流し凛と夏姿かな
14
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滝川昌之
この宿にお泊りなさいと主を待つほの白き夜のホタルブクロは
12
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滝川昌之
去勢されスマホに籠る若者は懐メロと呼ぶ反戦の歌
18
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行宮偏(仮之名)
特別なものがあるのは特別な場所 特別な俺 に・が 必要
5
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河のほとり
ほととぎす鳴くやいづことながむれば空もとどろに五月雨のふる
8
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河のほとり
ゆふぐれに鳴く声ほのめくほととぎす行方も知らぬ空ははるかに
5
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河のほとり
はかなさは同じこの世にあるものを花こそ人の導なりけれ
6
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横井 信
ふるさとの便りを乗せて吹く風にゆっくり開く雲のカーテン
12
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灰色猫
汚れゆく海が助けを求めてるぼくらを生んだ母なる海が
18
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うすべに
草刈の済んだあぜ道あざみ咲く 残した人のやさしさ揺れる
12
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灰色猫
閉ざされた雪の秘境にあるという山百合たちの楽園の夏
17
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滝川昌之
音の無き母なる海の警鐘はクジラの腹に溜まるビニール
15
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コタロー
警備員日燒けの顏で元氣良く「こんにちは!」と我に挨拶
6
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コタロー
雲の峰大きな鷺が羽ばたきてゆつくりゆつくり飛んでゆくなり
7
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コタロー
濃淡の緑葉廣げ草花の丸き新芽の顏出してゐる
7
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