KENのお気に入りの歌一覧
コタロー
木漏れ日の中に聞ゆる鳥の聲枝を飛び交ひ姿を消しぬ
6
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コタロー
萬緑の小徑ウキウキ歩ゐてる保姆さん唄ひ園兒も唄ふ
7
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コタロー
緑陰に木製机とベンチあり眼鏡置きつつ男が晝寢
4
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コタロー
曇天の池は寂しく鳰一羽龜が一疋魚も一疋
8
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コタロー
池望む手摺にありし蜘蛛の巣の蜘蛛は逆さまどれも動かず
7
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詠み人知らず
新しきカフェに集うも老い三人足腰肩こり痛みの市場
11
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滝川昌之
重たげな柳の枝が風に問う底の見えない雨季の終わりを
19
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彼岸花
冷え切った 躯合わせて 愛確かめ 心の灯ともす 初雪蔓
4
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うすべに
咲く花の白きを見れば飛鳥川 かほりもゆかし遠きふるさと
11
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横井 信
首筋をそっと撫でてくそよ風に耳をすませば遠き潮騒
10
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falcon
軒を打つ雨のしづくの音聞けば香る紅茶にショパンの調べ
11
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滝川昌之
しとど降る雨に巣篭る子らのため稚貝つつくか磯のヒヨドリ
20
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灰色猫
時と云ふうねりを渡る恋の舟あやめもわかぬ夜の向かうへ
16
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煩悩
鍵束を鳴らして歩くまだ若きグリーンマイルの看守の憂鬱
9
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falcon
古希近くなお働けと鞭打たれ営業に出る梅雨空のもと
8
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横井 信
草むらを照すライトにやわらかくひかりを残し落ちる雨だれ
13
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灰色猫
笹舟に焦がれる愛を託します川の向こうで機織る君へ
22
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灰色猫
文月の怒りの雨や亡き人を偲ぶ想ひを乱し給ふな
16
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滝川昌之
伸びしろは支柱の丈と決められて定め知らずに無垢なアサガオ
15
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幸子
照らされて消えゆくまでのまたとなき金剛石よ芋の葉の露
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