灰色猫のお気に入りの歌一覧
野々花
したたかに流れを留めぬ雪解川生命の飛沫躍らせながら
7
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ながさき
強盛の 大信力を 振り絞り 社会の平和 無事故を祈る
22
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鳰
なにもせず部屋にこもるは鬱々しあくせくとする又それも苦し
3
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鳰
すっきりと刈りとられたは襟足の青き黒髪おとこのこなり
5
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野々花
待つ事にときめく歳は過ぎたけどやはり嬉しい笑顔の帰宅
16
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くらら
手作りと 勘違いされ チョコクッキー 言いだせなかった それ、焼いただけ
6
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恣翁
海棠や 苑に眠れる麝香鹿 目覚めさせむと花開くらむ
18
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詠み人知らず
果てのない「お一人さま」は もう飽きた くしゃみ鼻水 熱も独りで
18
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千映
たった五分学校までの道のりを遊びながらの遠い家になる
12
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河のほとり
春もまた越ゆるや難きみ山路はいまだ雪気にかき曇りつつ
11
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白井浮雲
夢路にも春の嵐の訪れて雨戸を叩き覚むる夜かな
9
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詠み人知らず
春疾風 バレンタインに恋芽吹き胸のときめき夢に抱きつつ
9
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千映
通学路よつ葉のクローバー咲くところ知ってたいつも同じところに
14
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河のほとり
おもかげのさまよふ君かむめの花かをる夕べはさめぬ夢とて
14
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詠み人知らず
酒によい ひっぱたかれたりだいてみたり レディボーイとしそうになったり
5
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紫草
山肌をたどって空へと帰るみち迷っているのは雲よわたしよ
11
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月虹
取り急ぎ梅の花らも咲き誇る海辺の街のひと日小春日
26
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詠み人知らず
新喜劇 見つつ焼きそば食べている 何十年も 変わらぬ土曜
18
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詠み人知らず
雲間からニッコリ照らす太陽を 睨んで背きガラム一服
5
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舞
何時からか飾りリボンも無くなれど含めば甘く妻のチョコなり
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