大獏のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
少しだけカップに残る珈琲へ君は居なくて苦いと言えず
20
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あどりあん
畦道で無邪気に振るよ幼き手黄帽子かぶり列車に向かって
10
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あどりあん
如何ほどの時を共に出来ようか逃れえぬ老いに戸惑い憶ゆ
11
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あどりあん
汗ばんだ額ぬぐいて分かち合う種まくよろこび子供に繋ぎ
13
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あどりあん
今はただ肌に感じる違和感を抱いて過ごす異郷の故郷
11
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浅草大将
尋ぬればむかしの春の跡もなくただ秋かぜのやま吹のさと
26
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恣翁
沢沿ひの 藪の陰にや 鳥兜 紫の花 結びたるらむ
19
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恣翁
繰り返し 誰に聞かする 訳でなく 老爺は軍歌 口遊みたり
22
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恣翁
夕闇は 潮の匂ひと 共に満ち 辺りに籠めて 二人を隠す
22
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紫苑
喉ふかくルサンチマンをいふ君の目に偽りの白鳩を見つ
14
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紫苑
秋蝉の高き葉ずれに立ち添ふる上野の杜をそぞろ歩きぬ
10
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紫苑
裏切りの味を伝へよくれなゐの銃弾を留むるユダの口角
11
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浅草大将
雲つかむごとき夢など秋ぞらにどこ吹く風と馬ぞくさ食む
12
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七色コイン
降りそうな気配がしてる涙雨ただやわらかく降っておくれよ
28
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たんぽぽすずめ。
時として空をくっきり描ければ景色の歌へ情けも滲む
24
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七色コイン
僕はただ母を憎んで愛してた 年経るごとに晴れる愛憎
10
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七色コイン
きみが居た秋は二度とは戻らない銀杏焼いて一人食う夜
10
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白亜
星ひとつ あいだにはさみて歌詠みを 吾らの夜は永くもあるかな
14
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ほたる
週末の雑踏の街きみの手がわたしに触れるのを見ていたのは月
10
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たんぽぽすずめ。
実を網の小籠に包むほおずきの揺らぎへ聞けり子守唄かな
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