横井 信のお気に入りの歌一覧
柿のたね
忘れじと思へど会はず三年まで 会はば揺らがむ君の名すら
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詠み人知らず
悲しみの春雨零る友の生にご母堂の愛慈雨となれりを
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灰色猫
歌友の母ゆく歌にふれしほど生ある母へ仇を悔やみつ
13
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夕夏
なんしんのしっぱいよりもせいしんのせいこうにみるつきないおもい
3
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草木藍
そうなのね昨日の風が春一番名残惜しげに散った花びら
13
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灰色猫
世界へと雫のように生まれ来て弾けてしまうあなたはひかり
12
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灰色猫
AIの心の歌に負けているなんてみじめな歌なんだろう
9
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滝川昌之
袋小路ぬけ出たかったもがいても小銭とハモニカだけのポケット
19
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鞘森天十里
吾が肩に枕し眠る愛き猫腕を伸ばし頬に触れくる
19
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へし切
ぬくもりと小さな思い出 ただ浮かぶ 変わらぬ笑顔でまた出会いたい
22
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トウジさん
ようやくに自転車日和こころ晴れ目覚めた街に売り出しの声
13
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広葉樹
如何にせむミモザの花の入荷すと聞けばせかるる胸の思いを
12
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ながさき
人生と いう名の旅を 楽しもう 悲しみ多き 時空を超えて
14
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こるちぞう
降つたかと白い平らな道路を見る今日から冬がまた來るといふ
9
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武蔵野
モーニング 朝支度して くつろぐと 今日も一日 ガッツをだして
10
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舞
イヨマンテ熱の余韻に戯れに語り誘えばピリカは笑う
8
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虹岡思惟造
一葉が通った伊勢屋質店の蔵残りおり春の坂道
10
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詠み人知らず
魘されて覚めなば届く夜半の風忍ぶるほどに何を急かさむ
14
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び わ
手話の辞書ページ間違い繰り返す目的たっし胸撫でおろす
4
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ひな ろくろう
犬つれて散歩にでればまだ暗く墨繪のやうな空と家並み
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