御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
みな☆じん
春の日をかへす瓦のきらめきの日日を思ひぬきみと別れて
3
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灰色猫
雪原におおらかに寝る朽ちてゆく私を糧に草木よ生えよ
11
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ななかまど
冬真中陽射しか弱き節分の雪の筵の上に青空
15
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広葉樹
恋ひ恋ひし梅の香にほふ衣更着の襲の色目あはす春かも
17
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へし切
賤が家に 仄かに匂ふ梅の花 遠く空音に うぐいすの啼く
16
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詠み人知らず
暴るるは覚悟と臨み幾重にも紡ぐ言の葉児に届き居り
15
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わかばみち
入り混じる哀れと焦り門前で泣き叫ぶ子を引きずるしかなく
10
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ねこ好き
不幸です私はとても不幸です隠す落書き開き泣く母
5
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ながさき
風すさぶ 霞ヶ浦の 水面には 優雅に泳ぐ 水鳥の群れ
16
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そらまめ
徒に 心誘う 酒旗の風 盃勧む 人も無ければ
7
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恣翁
漆黒の海の上の星冷たきを 夜気に温みし潮の香ぞする
19
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草木藍
緩やかな時の流れる喫茶店道行く人をぼんやり眺め
8
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ななかまど
静かなる老いの道行き思わせて寒夕焼けに淡き影立つ
19
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舞
母は子を 子はその母を 子供なり「そこ滑るよ」と 思いやりつつ
17
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詠み人知らず
児の作り持ち帰りたる鬼面 虹色巻き毛に眉の優しき
25
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茂作
夜もすがら話す今宵の物語り 時にとぎれて虎落笛聞く
17
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横井 信
早朝の冬の陽射しに湯気あがる川の向こうの遠い煙突
19
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詠み人知らず
梅が枝に 蕾みし花のふふめるを 風のとかして春の立つらむ
1
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ななかまど
山茶花の花散り始む胸底に言わず過ぎたること積もりおり
20
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詠み人知らず
冷ゆる気の傷痕障る寒日に癒せる春の早や訪ふを
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