詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千野鶴子
煌めきをどんな貴石にたとえよう皐月の若葉緑鮮やか
6
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詠み人知らず
目をつむり待っているのは浸透し私を立たせる甕のぞきの声
7
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千映
無機質な石にもこころあるようなじっと眺めて目鼻口探す
8
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舞
道端に小さな花のひと知れず名も無きひとの詩聞くように
15
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聴雨
夕闇に白く浮かべる花の名を問ふ眼差しのあやに愛しき
9
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荒野のペンギン
春の宵迷子になりて吾の心答を見つける手だてないまま
7
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び わ
はいこれと家内こでまりつんできて可憐な白き花をさしだし
7
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KEN
散る夢を川面の花に例へどもせめて一片濡れてせき止め
7
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詠み人知らず
離れがたき思ひ抱けり この風の安らかに吹く温もり知れば
15
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詠み人知らず
思いやりの方向性の間違いは ディシプリンでしか身につかぬ故か
3
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詠み人知らず
他人事も カモられたりと思ひなば 黙して過ぐすは薄情なるらむ
7
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詠み人知らず
現には悲哀の露も 憤みて滾るマグマも 胸にぞ溜むる
7
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横井 信
柔らかく僕の背中を押す風は対岸の花 ゆらして消えた
15
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横井 信
昼下がり日差し溢れる道渡る亀と目が合うゆっくり行こう
11
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深谷真雪
脆弱な身体よおまえそんなでは人並みにさへ生きてはいかれぬ
4
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詠み人知らず
とじているボウルの中の油菜とオリーブオイルで五月のサラダ
7
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千映
「よっこいしょ」日毎に増えて我ながら老いを愉しむ言い訳かもと
9
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千映
菜の花は油絵よりも水彩画透明の絵に故郷想う
11
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滝川昌之
美化された昔の恋は水割りの氷くらいの輝きがいい
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へし切
たくましく路のをちこち雑草の心根やはある老いの残り日
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