卯月のお気に入りの歌一覧
海月琉珠
隅々がわたしのもので溢れてる部屋に溺れて人工呼吸
8
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志慧
名も知らぬ割り込みおばばに簡単に傷つけられている神田駅
8
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キタハラ
愛されているから歌えなくなってわたしおんなのこに戻れます
21
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やすむ
窓際に座るあの子の得意げな不幸自慢が雪にまみれる
4
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竹本未來
君が立つ雪の真下で春を待つ 光射す庭わたしは眠る
15
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谷川めぐむ
愛情は湯水のごとく注ぎます ただし節水する時代です
7
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光源氏
身をよせて咲くや此の花山ざくら涙の露を永久にはらへし
9
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詠み人知らず
草原のひなたのような糸を編むまだ見ぬアラン諸島の模様
8
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ましを
真夜中の電話のようにうたってよ あいしているわあいしているわ
3
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ましを
お休みもおんなじ長さのくびでした観覧車から見下ろすきりん
4
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ましを
しんぞうのばしょをおしえるだけのこと わたしのこいはここにおります
13
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ましを
わたくしの調べによれば今ごろのあなたはひとり海をしている
18
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新田瑛
停車場に涙を零す少女にもほろほろ積る雪があります
5
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シュンイチ
死んでいく意味も知らずに生きていく意味がぼくらにわかるわけない
22
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羽
戦わぬ属性なのだと言い聞かせ虚心をたもつ真夜中もある
28
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詠み人知らず
今年こそ恋をしろとか痩せろとかスパムメールは無理ばかり言う
9
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山本克夫
うそばかり輝く夜にほんとうが街のはずれに捨てられている
4
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天野
いつまでもあなたのそばにいられない私をどうかゆるしてください
4
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詠み人知らず
雪深く埋もれた墓標わたしには守りきれないものもあります
5
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まるたまる
散歩にも美術館にも図書館にも行けないでいるこんな晴れた日
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