詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
半襟を縫い付ける母真剣で昔取った杵柄生きる
16
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絮谷新
立ち籠むる雲翳の疾く流れ行き空の重きを風の知らしむ
22
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滝川昌之
過ぎるより抑えたくらいがちょうどいい子への期待も子への言葉も
8
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絮谷新
コロッセウム巡る廻廊砂埋め窺く少女の影法師かな
20
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zechtsan
夜更けて寂しき空をながむれば冴えたる星のいと遠きかな
9
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zechtsan
ありふれた粗を探して厭うより ふと現れた長所を喜べ
7
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inosann
「あの頃はこれがツウジョウだったのよ」と言っているよなイアンフゾウなり
15
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千映
久し振り母の指先マニュキアし笑顔「五歳は若くなったね」
16
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恣翁
明くとも 湿れる日射しに LAの 白く乾きし空気慕びぬ
20
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万陽
小さき手 するると動かし 落書きを結露の窓に する吾娘の朝
17
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秋日好
「湯上りは日本人ぽい」と君笑う「好きな癖に」と笑い返した
29
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秋日好
お互いにできないことが増えて行く片付け方も変えていかねば
25
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zechtsan
在りし日に帰れたならば伝えたい 悔いのないよう真っ直ぐ生きろと
10
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inosann
興津川に潮のぼりきて小波の夕陽に暫くきらめき放つ
27
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まあさ
健康法 披露大会 盛り上がる 夫の職場の休憩時間
25
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秋日好
雲よりも月が近い筈はない遮る雲に背景の雲
17
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秋日好
東向き厨の窓に上がりたるいびつな月を夫待ち月とや
21
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鍬乃呑
美しい音だけで曲は成り立たずノイズも時に美しく鳴る
6
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鍬乃呑
求められ無いのに歌を書き続けるこのまま俺もいつか死ぬから
6
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舞
風邪引けば背をさすり来る妻の手の「大丈夫か」と言葉は無くも
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