横井 信のお気に入りの歌一覧
虹岡思惟造
別れ際触れた指先花の冷え思い返しつ下る坂道
12
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舞
すすり泣くおんなの泪降るような春のさ細雨に我が影も濡れ
13
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び わ
雑草の処分担当吾が役目庭に花ニラ処理諦めて
6
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灰色猫
無理矢理にひとのかたちにされてゆく痛みに耐えて靴を履く朝
17
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広葉樹
楚々と咲く日向水木の檸檬色 春の微熱を冷まし鎮めむ
12
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里香
春霞 逃げ出すような 旅をした 微かに縋る 思い出欲しさに
13
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灰色猫
上履きに翼が生えていたことを喜びとして卒業の春
14
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里香
愛敬に 優れる人を 友に持ち 硬き液晶 頬笑絶えず
9
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杏実
旅立ちはここと未来の風景を心の絵の具で染めていく時
8
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中野洋三
釣り舟の水際跳ねるシロギスの 虹色ひかり夏が始まる
8
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うすべに
新学期 鳥居の前の古書店にならぶ教科書 誰かの書き込み
10
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更紗
人もまたかくあるべしと言うごとく美しく咲き美しく散る
14
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滝川昌之
発車まであと十分で弁当も買わずに見てた春先の雪
22
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更紗
うたわずにいられぬ花よ 菜の花の方が好きだと言っていたのに
7
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ななかまど
動物を人に喩えて見るときの人それぞれの哲学を見る
16
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へし切
お気に入りのシューズも軽く ウォーキング 浮かれたつかな路ゆく景色
15
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虹岡思惟造
春の宵川面に映る雪洞の灯りを揺らす花街の風
13
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秋蒔こむぎ
半月や泣きたい闇をなだめるな怒りの行き場失くす朝焼け
6
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ながさき
迫りくる 核戦争に 備へてか 「ノアの箱舟」 建築中と
10
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舞
けだものは 老いても残る 夢のみは 密林をゆく 本能のまま
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