詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
忘られし線香花火を點す宵汝が於母影を抱きしめてひとり
20
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舞
空広き札幌の街トウキビの匂いなつかしひと時の夏
16
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石川順一
青柿が太く成り行く地に落ちる物は自然に蟻に食べられ
14
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西村 由佳里
今日の日のひとりぼっちのリビングの夏の終わりの風のおいしさ
12
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可不可
アウェイみたいなスタンドめがけ打ちかへす 球の数だけワンサイドゲーム
8
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つちだゆういち
もうダメと年増の君は息上がる歩いていても褥の最中も
11
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滝川昌之
あといくつ数える花芽の朝顔と二学期までの残りの日々と
25
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バロンマン
兄妹で競い合うごと駆けてゆく願うは吾子の真っ直ぐな未来
14
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び わ
夏の夜下弦の月がこうこうとピカリピカリとヘリが横切り
7
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横井 信
苦しくも進み続けよ 坂道を転がる小石 駆け抜けてゆく
16
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千映
暑いとか寒いとかいう言の葉は最期はきっと言えないだろう
10
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詠み人知らず
何事か惹起しつれば 脳みそを絞り 明日への活路見出せ
12
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横井 信
雨あがり朝日の跳ねるアスファルト新たに進む道のきらめき
12
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ひよこ豆
うるうると視線反らさず見上げてる君の瞳に勝てる気がせず
24
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沙枝
親の目や楽か得かで決めてきた私の顔を作ってきたもの
8
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沙枝
大切に触れられたことがありましたごくごく薄い陶器のように
25
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沙枝
養って頂くだけのこと私しておりますと背筋を伸ばす
6
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沙枝
きみとなら東急ハンズで工具だけずっと見ているデートでもいい
16
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komiya
僕はただ君に触れたいだけだった 寂しさ埋めたい君と同罪
8
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komiya
重厚なしとり含ます夜の音をわが種子に聴かす慈母は向日葵
7
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