夕夏のお気に入りの歌一覧
横井 信
朝のまま夕陽を浴びるクレーンは土の香りに包まれ眠る
14
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露草
心配は尽きぬと知りて巣立たせる親亡き後の子らを思へば
14
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滝川昌之
大掃除 片づけ順をトリアージ 見ないふりする 窓、換気扇
16
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ななかまど
寄る辺なき冬田の路に風転ぶ追憶はただ寂しいばかり
8
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灰色猫
掃除する冷蔵庫から次々と賞味期限のあやしい奴ら
24
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舞
ベビーカー若いカップル語りつつ覗きこんでる無限の未来
9
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うすべに
華やいだ街のにぎわい抜け出して 聖夜の月の静けさを聞く
15
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亜比木洋華
高齢の事故笑いしもいずれかはわが身となりし足奪われりか
4
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詠み人知らず
死後界はありやなしやと禅問答応えて曰く「糧にきす」と
12
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夢士
小春日の光る流れの瀬音聞き歩みゆく道冬を待つ道
17
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時雨時
髪を切る 手紙を捨てる 旅に出る 全部したけど やっぱりダメだ
9
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へし切
もし過去に戻れるのなら また君の 声が聴きたい 笑顔が見たい
17
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萱斎院
風さえぬ 桜もみぢもうつろひて 春まつ枝をつつむあは雪
3
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横井 信
故郷を目指して歩く雪の舞う駅へと続く桜の並木
3
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可不可
手放すと二度と同じ物が無い 断捨離は両刃の剣
11
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石川順一
石橋の上の毛虫は移動して裏へ回れば落ちそうになる
18
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千葉 甫
降り出したようで一つの傘の下若い二人が行く窓の外
8
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詠み人知らず
君逝きて三年が過ぎて天高く出雲街道里山の秋
19
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葱りんと
美しい自然を詠むのも惹かれるが ワタシャやっぱりギャグも好き
16
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詠み人知らず
吾子よりも かはゆきものや孫娘 嫌はれまいとただ甘やかせり
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