成瀬山水のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
良き年をの言葉を交わし手をふれば一筋の青は空に広がる
16
もっと見る
焼鯖
のんびりとまたたく鳥をかじりつつ見上げた星は寒北斗
2
もっと見る
浅草大将
紀州どの年の始めに祈るらしおはりなき世のいと目出たきを
13
もっと見る
月虹
カーナビは高速道路を優先し君住む街へ急げと告げる
61
もっと見る
詠み人知らず
手土産を買う暇なき、ぎりぎりの手負いの兵が帰国のごとし
9
もっと見る
月虹
奏で合う和音は夜をふるわせて二人は恋の住人になる
27
もっと見る
村上 喬
日曜の朝はゆったりすぎてゆき軽めのリズムでラジオは歌う
18
もっと見る
桜園
温い手と握り返した姑を幼のごとくいとしく思う
25
もっと見る
村上 喬
おだやかな一日があり寒椿真綿をのせて蕾ふくらむ
28
もっと見る
多良ラッタ
餅つきを終えて明日は筋肉痛この痛みこそ美味さの秘密
6
もっと見る
詠み人知らず
大好きなアーティストならゴシップも向こう傷だとよりファンになり
5
もっと見る
浅草大将
流れゆく月日のまにま年の瀬に身はうき草の行方しれずも
13
もっと見る
己利善慮鬼
浅葱の色も香りも空につき父母を思う味噌汁の朝
8
もっと見る
和竹
締めつける思いのいっそ破れたき望みあらずば煩わずもの
4
もっと見る
恣翁
後ろから 睡魔のトンと蹴りつがに 立てし首のガクリと落ちぬ
18
もっと見る
舞
北風になぶられ寒し山茶花の赤乱れ咲く年の暮れかな
13
もっと見る
舞
覚めぬまま儚く消える白珠の浅き夢見しひと恋うる日々
7
もっと見る
水海はるこ
「アクを取るおたまをセイギと呼ぶ」という父の法案即却下する
6
もっと見る
桐壺
紅の 散りゆく事も 知らないであかあかと咲く この戀心
10
もっと見る
秋日好
やり残し懸案事項がちらほらと頭掠める師走の晦日
11
もっと見る
[1]
<<
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
>>
[36]