詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
煩悩
両翼の羽毛をすべてむしりつつカーネルおじさんを殴り倒す
7
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千映
調子良く体が動く嬉しさにこころのメモ帳どんどん埋まる
13
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舞
静か夜は問わず語りに妻と吾互いに遠き故郷の事など
12
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び わ
ウツギ咲き五枚の花びら清らかに風になびいて白く涼しき
9
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夢士
西日差す小部屋に在りて汗拭う流す水洗湯気の立つごと
14
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横井 信
緩やかに夕日に染まる夏の夜 下弦の月もほのかに赤く
20
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聴雨
人影の絶えて久しき道を行く凪の終わりの風に会うため
13
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千映
銭湯の帰りはたまにかき氷真っ赤と黄色の舌でさいなら
9
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千映
空蝉がタオルケットにしがみつく地上は想像範囲を超えてか
9
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夢士
東に昇り来る月三日の月赤く染まりて太りゆく月
15
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聴雨
青虫は緑の葉っぱを食べたのに蛾になりし朝に孫は茫然
7
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横井 信
床下にいくつも繋ぐ配線の集まり這って広がる世界
11
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詠み人知らず
スーツ着て くだ巻く酔いどれ何者か 手に持てるのはスキットルのみ
9
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詠み人知らず
麗はしくなりしに女が恋すてふ見立ては君こそ恋したるらめ
10
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KEN
木隱れに光の散れば百合の影たちなげく如にほふ夏かな
20
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ひよこ豆
慣れたはずそれでも寂しい夕暮れは5ミリの蜘蛛に愚痴ってもみる
21
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ななかまど
一日の命もらいてサロベツをキスゲが染める夏物語
11
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リクシアナ
趾痕の微かに窪む桐下駄に触るれど遠き母在りし夏
31
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千映
自由とはやるべきことをやった後余白に絵や文字描くが如く
15
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滝川昌之
打ち水に映ってみてもギンヤンマ 姿ぼんやり滲み逃げゆき
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