詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
三度目の挑戦しても葱苗にまた嫌われた相性悪い
9
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バロンマン
晴れし日は屋上にあがり富士を仰ぐ一〇〇キロ先まで見ゆる堂々
12
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朝野沙耶
囀りに頬を叩かれ目覺むれば朝影追はれ沈む我が身よ
7
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詠み人知らず
見つからない自分を保つ道程が滲んで眩んで 汗と溶けだす
12
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詠み人知らず
陽がさしたお庭に満ちる草の香をポーズで持ってた日傘へとじる
12
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葱りんと
チャリーンと 恋に落ちた時 音すれば 私も彼も 迷わなかった
15
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詠み人知らず
涼しげなるシアンブルーの皮膚もつは幸せ運ぶ蛙なるかも
16
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詠み人知らず
恋人に理を詰め答えを求むるは 根に甘えたき思いあるらん
14
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詠み人知らず
口いっぱい頬張りたかった夢叶う コーヒービートのジャンボな筒で
13
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詠み人知らず
見つめくる瞳に首を傾ぐれば 突如激しき愛の律動
15
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KEN
うつしみを發たせうつせみあさがほの弦に卷かれて秋の風待つ
20
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幸子
緑から赤へと駆けるグラデーショントマトは真夏めがけ連なる
23
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舞
優しさのなかに生くもの夢いかにみ母の胸に眠る乳飲み子
13
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蔓葵
空蝉にあらぬしぐれを聞きそめてしばし休らふたまぼこの道
21
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聴雨
山ぎはのふかき泉に月落ちて夏の愁ひをまとひたゆたふ
16
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横井 信
高台のお社の屋根見下ろして入道雲の影や流るる
15
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へし切
涼しげな聲で優しく癒されて肌もこころも君のまにまに
25
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聴雨
魂きはる命尽くして生き抜ける人それぞれの遠き眼差し
11
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横井 信
山際の入道雲を見上げれば追い越してゆくシオカラトンボ
10
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蔓葵
五月雨のなごりに光るあさぎりはふかき爪あと隠すともなく
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