灰色猫のお気に入りの歌一覧
林林
お布団に眠る嬰児の横に寝て顔をぐうっと寄せる幼子
16
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林林
ママ出産一人爺婆に預けられ幼子泣かぬ転んでも泣かぬ
18
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林林
君の兄お腹の君をさすっては「あかちゃんきもちいい?」と湯舟で
14
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野々花
雨の音悲しい朝は胸の中太鼓みたいに空っぽなのね
13
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舞
ながむ間に色を移つせる花腐だす白さみだれに吾も濡れつつ
13
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麻
ゆみはりの月夜に思ふぬばたまの熊本城のよみがへる日を
21
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inosann
世間にて批判するものされる者まず人としての吾が襟糺す
13
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只野ハル
安倍国自民国にしたくないと夏に意思表示せねばならない
5
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葱りんと
人恋し そんな夜もある 淋しいと 言えば娘が 抱きついてくれた
9
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へし切
世間ではあなたの沙汰をゲスといふ己にあまく他人にきびしい
21
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沙久
フェアであれ 甘いよ君と 言われても 異論も投げ合う 「個対個」であれ
11
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夢士
静けさを割きて飛び出づオナガ鳥編隊組てカラス追ひをり
12
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赤俊雄
きみたちの声を漏れなく聴けるようわたしの耳を調律してくれ
10
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光源氏
遠ざかるあはれうらみの影なれば涙の雨はなほ降りまさる
15
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あふひ*・○・*
夏めきて独りは気楽と嘯いて異人賑わう夜店をぶらり
20
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恣翁
一粒の真珠のごとく 水敷ける湖心に映えて 月の点れり
23
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野々花
好きと言う言葉を辞書で調べたら何故かでてくるあなたの笑顔
14
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リクシアナ
どこからと夜の静寂に歌明かり君の便りのシンセの音色
18
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光源氏
面影は朽ちせぬものと思ひしもそぞろ寒しき夜の山風
12
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光源氏
なぐさむる言の葉さへもむなしけり花のあととふ美濃の夕暮れ
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