まあさのお気に入りの歌一覧
千映
庭に出て春の気配を感じとるカイドウ蕾色を見せたり
15
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灰色猫
滅びゆくタイタニックの船上で聖歌奏でるカルテットあり
4
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白月
風に揺る葉に積む雪の落つる音の調べに我も微睡みに落つ
3
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野々花
降りだした雨の音さえ気付かずに繰り返し聴く思い出の歌
6
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灰色猫
物憂げな雨模様のなか八月のフルート奏者はきらりひかれり
2
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久川
目をあけて朝日を浴びるそのたびに追い詰められていくこの喉は
1
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芳立
いまこそと花をまてどもさきがけの便りと生ゆるくさめくさめよ
10
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絮谷新
春の陽に風の通へば陽炎の立ちては搖るぐはるけき荒地
22
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月虹
常識を振りかざす人の非常識受けて立たぬも生きる知恵なり
1228
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月虹
サイモンとガーファンクルを愛してた母に届けるスカボローフェア
28
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秋日好
キラキラの中身が抜けてしまわぬよう等身大の尻尾がいいな
18
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秋日好
気に入った時の笑顔だ スーパーのジーンズ試して見せに来た君
23
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みやこうまし
枯淡とか諦観とかの老境に我は棹さす流されぬよう
20
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もなこもち
遅刻してでも近寄って見る価値がある路傍の梅はいま花ざかり
12
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舞
如月の雨に濡れ立つ吾もまた宿問うひとや江口君堂
12
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果禾緒
文字という窓から入れる風は春ジェラシーというカギを運び来る
8
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灰色猫
豊饒な大地に産まれし餓鬼ぼっち飢えることなく水神となる
23
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灰色猫
芹川の欅並木に大樹あり父が名付けし開国の樹
25
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灰色猫
自由へと旅立つことの代償に少年が持つ撲殺スパナ
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灰色猫
いけにえの牛を煮込んだ鼎ありトリトニスまでの神への供物
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