詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
健やかな少女の脚や二の腕の小麦色なる日に焼けし跡
9
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へし切
あつき日にねがひし程は立ち昇る雲ひとむらの夕立の空
24
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千映
額縁の顔の面積広くなりパーツのメリハリ貧弱になる
8
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詠み人知らず
古ゆ 連綿と継ぐ祭りさへ 取りやめさする酷暑なるかな
20
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詠み人知らず
一際の艶めく笑みを向けられて 痛みならざる疼き走りぬ
19
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夢士
バット手に日焼けの顔は皆元気真昼の電車は夏休みなり
12
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夢士
巣立ち行く子と飲むビール遠花火浴衣の君を連れ来るはいつ
17
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KEN
思ひ草尾花の若穗立つ影に秋露怯えつ祕めて寄り添ひ
16
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聴雨
一日の命と咲きし朝がほのなみだのやうな花のなきがら
21
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聴雨
街灯も月影もなき闇のまどひたすら待てど遠きあかつき
15
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吉野 鮎
白燈すどくだみの群刈られゆき想ひ殘り香 法師つくつく
13
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松本直哉
小夜ふけて器ふれあふ音かすかひとりくりやに皿あらひつつ
5
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千映
西瓜来て白桃が来てメロン来る我が家は二日で果物屋さん
8
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松本直哉
眠られぬ余震の夜にきみの弾く「ゴールドベルク」アリアはやさし
5
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石川順一
空腹は論争を生むおやつでも馬鹿には出来ぬ命の果実
17
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ひよこ豆
悠然と千歳を生きる大けやき全てを見つめ全て受け入れ
20
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横井 信
暑い中 洗濯物を取り込んで動き続ける妻見て眠る
10
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横井 信
刈り取りの畑に残る夏野菜去りゆく貨車を見送り揺れる
13
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滝川昌之
沿線の花火大会知らせてはちらりほらりと咲く浴衣花
27
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幸子
君知らぬままに生まれしいくつもの君恋ふる歌君知らぬままで
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