詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
では後はお任せしますと妻は退き旧友たちと夜を更かしゆく
18
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吉野 鮎
明けそめてひぐらし獨り鳴く道を歸りゆく汝の青きのこり香
18
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秋日好
ビニールの洋箪笥なか手を入れて魔法のように胡瓜取り出す
9
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秋日好
五十八誕生日の来る君の背にここまできたねと微笑みかけて
15
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へし切
手のひらに蝉の骸を見つめては命を思ふ残暑の日中
20
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KEN
雲翳る 月の燈りの なごりかも 星の散る川 あさがほの色
11
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詠み人知らず
バス通りフェンス沿いなる夾竹桃猛暑の日なか悠然と彩る
10
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横井 信
夕暮れに手持ち花火へ火をつけて風にとけてく真夏の香り
13
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KEN
花終えて とき待ちわびる みのうえに 文便る如 絹の雲影
12
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詠み人知らず
ゑのころ草籠活けすれば野風來し みどり濃き山日ごと秋めける
10
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うすべに
夏の夜の宴のあとに月見草 朝日にしぼむ夢の行くさき
8
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詠み人知らず
かの山や青田分けゆく湖西線お盆歸省に子等樂しみの旅
11
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コタロー
人生が平に成らず波を打つ微妙に違ふ昨日と今日と
10
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コタロー
ヒロシマやナガサキなどが嘘のよな平和が續く今日の青空
13
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つちだゆういち
和歌を詠む動機となりた君はもう遠く霞んで活字にならぬ
13
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恣翁
夏の日の 雲の行き来を映しては 頻りに変わる山の色かな
18
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KEN
すずろなし 初秋にほふ 風ひとつ 朝陰草の 露を撫で行き
10
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へし切
天に向け掲げた怒り胸をさく平和を祈る長崎の像
15
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KEN
しろたへの 雲うたふかな この夏も あの火の事は とわに思へと
12
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リクシアナ
五センチを上げた車窓の草いきれ故郷うるはし過疎となれども
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