詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
嬰児(みどりご)と木々の新芽に喩えれば芽に降る雨は産湯のごとし
27
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滝川昌之
大きめの一年生の制服の伸びしろ分の親の願いよ
19
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まぽりん
佐保姫の振る領巾なれや糸桜くる春ごとに咲きみだれけり
29
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行宮偏(仮之名)
清明の時節杉粉粉 室の吾人 外気を断たんと欲す
9
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灰色猫
夏空へのばした手のひら冷たくて瞬く星にも海があるんだ
17
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灰色猫
とめどなく美酒が湧き出す幻のお猪口にひとつ月を浮かべる
16
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灰色猫
美しい黒き桜も散り果ててやっとわたしに闇の訪れ
20
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コタロー
滿開の花は枝垂れて池の面の鯉の背中に花瓣散らす
12
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コタロー
滿開の染井吉野の薄紅の青空よりて花ぞ散るらん
4
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コタロー
蒲公英の燃える黄色の花咲きて田畑一面占領したる
8
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コタロー
櫻咲く池の周りを走りたる若き女性が「おはやう」くれる
6
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夢士
式終えし親子の会話洩れ聞こゆ眠気吹き飛び聞き耳たてる
16
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うすべに
ふと見せたさみしげな眼に 確かめる こころの中のあたしの居場所
20
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うすべに
髪に添う 花のひとひら散りそめて ひとよ宴のはかなさに酔う
19
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横井 信
街角をそっと彩る花々は競うことなくのどかに揺れる
20
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横井 信
果樹園の花を見つめる電線のカラスの羽も少し春色
16
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横井 信
足音は追い越してゆく 新月の空を見上げる僕を残して
16
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KEN
かた雪に 殘る熊跡 追ひ行けば 垂水の袂 虹のかぎろい
16
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KEN
雨上がり 柄杓の星を 見上げれば 花にほふ露 まぶたに七つ
16
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秋日好
新元号出会うとしたらうたのわかグリーンパークの総領事館
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