詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
スズランの萎れた隣でミントの芽発根しそうに瑞々しくて
17
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幸子
うっすらと全身丸く柔くあり孫に向ひて菜を刻む母
15
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舞
そぞろ行くおぼろ月影木漏れくる風も柔らか我が家への道
9
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詠み人知らず
ぱっきりと錬度の違いが見える日の濁った欲しさを乾かしチョップ
3
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みなま
目盛り二つほどずれたらし明るさと彩度の微妙に違う戸の外
5
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詠み人知らず
あたたかく夕映えひらかれ夜行へのきっぷを貰いに窓へよるわれ
7
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横井 信
浪々と水をたたえた田んぼには僕を見送り鳥は鳴き舞う
6
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河のほとり
咲く花の光も失せて朧なる月ばかりこそ春をとどむれ
20
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KEN
陽の落ちて浮かぶ山の背影白く花か霙か雨の信夫路
14
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みなま
髪の毛のようにたっぷりあるんだね幾度も撫でて男の指は
4
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みなま
散る前の重力にあらがうことと咲くのはどちらがいたむのですか
6
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へし切
しろたへの衣かへたり夏の来て垣根もしろく卯の花の咲く
22
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ななかまど
父逝きて二年の過ぎし腕時計昭和をきざみて我が腕にあり
12
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滝川昌之
白球を追えば眩しい皐月空 大学野球の内野スタンド
16
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アガサ
やわらかい土に植え替え夏を待つ こぼれ種から芽吹いた大葉
9
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荒野のペンギン
無くしたるジグソーパズルの一片を見つけたような君との再会
8
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恣翁
覚えずて振り返り見し草叢に 唐撫子の紅ぞ 眩き
16
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舞
めぐる四季止めも出来ぬ葉桜の思い出のみの花の色かな
8
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蔓葵
佐保姫も袖の別れを惜しむらむいとどかすめる今朝の山の端
10
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聴雨
雨の糸玉と結びし花のうえげに人の世のなさけにも似て
15
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