水月のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
添ひてくるやわき温みの匂ひたつ眠れる幼の鼓動のたしかさ
16
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吉野 鮎
をさな子のやわき温みを胸に抱き鼓動合はせて夢の虹橋
14
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コタロー
裸木に愛しき目白遊びをりささやかなりし至福授かる
7
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コタロー
薄氷の張りたる池に白鷺が二羽で佇むカメラ撮りたし
4
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コタロー
池に張る薄氷の下ゆつくりと大きな鯉が群れて泳ぎぬ
9
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コタロー
枯れてゆく草花溢れ痩せる樹々落葉蹈む音冬は悲しき
12
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石川順一
目覚めれば祈る姿勢の手が胸の下に来て居る変な誘惑
13
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石川順一
小雪降り車の上だけ積もりたり土には積もらず道には積もらず
15
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滝川昌之
寒緩み靄立つ朝の囀りは休める木々を覚まして渡る
23
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舞
寝息する妻の背中に耳触ればトクリトクリと温もりの音
6
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舞
酒酌めど酔えぬ愁いの夜の月の影はつれなく恋はするなと
8
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へし切
こがらしの果ては静かな冬の海なぎたる沖の夕波千鳥
23
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へし切
冬薔薇 かたくなまでに赤々と こころ燃やして いのち燃やして
23
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灰色猫
光さえなければ強く焼きついた忘れられない影もなかった
23
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灰色猫
肩先に鋭き鷹を一羽乗せ私は聖者をやめようと思う
17
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灰色猫
薦巻かれ冬を忍びしいろは松ゆきを冠りて白き花かな
21
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蔓葵
雪の朝ふりさけ見れば雲なれやしろき山の端かぜにたなびく
9
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蔓葵
このたびは紅葉のぬさも枝になしわが袖のみぞ色のこりける
10
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萱斎院
冴えこほる袂にしのびつつめども ともに泣けとてふる時雨かな
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舞
吹ぶ雪の夜長のひとり淋しくばせめて名を呼べこの吾の名を
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