詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
大埜真巫子.
ひっそりと 息づく夜に 歌たちは そっと生まれて 囁きはじめる
35
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河のほとり
皆人のねがひに契れさくら花光かはらぬ春の千年を
6
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河のほとり
山風に空にさそふをまかせじと花よりのぼるうぐひすの声
6
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もぢずり
二千八年挽歌以外をおろおろと歌ひ始めぬわが老いづきて
3
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詠み人知らず
さまざまな 岐路に立ちて 今が在り 選んだのか 諦めたのか
3
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西村 由佳里
たくさんの星にかこまれ立つ君のおでこにそっと触れてみたいの
5
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舞
いつの日か与えられたる時満ちてひとみ閉ず日の空青くあれ
9
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嵐露
思うほど離れていくから世の中は片方だけの矢印だらけ
6
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美津村
よき歌を読んで学ばむくり返し読む文庫本正岡子規歌集
11
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聴雨
風訪ねふうはり揺るるひなげしをみあぐる雀小首傾げて
7
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大埜真巫子.
山里は 身を切る風が吹いていて都会の雑多な 熱気を想う
31
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みやこうまし
世の中に同じ心の人もがな ネットの庵で共に歌詠む
20
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スララ
一日中テレビの中で人騒ぐだからわたしは淋しくないのよ
4
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スララ
仁和寺の桜の木の下待ち合わせ亡き祖父と観る御室桜よ
6
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桜町
けふもまた嘆きこるべき峰なれや憂さこそまされ曙の空
1
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紫草
何も塗らぬほどよい丸みのわが爪の桃色きれいしずかにきれい
29
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芳立
坂のある町に着くまで助手席を独り占めする桜ひとひら
21
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詠み人知らず
牡蠣を噛むわたしがかつて牡蠣だったころ吹いていたきんのうみかぜ
5
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聴雨
まだ満ちぬ月さやかなるゆふべにも紅にほふ八重桜かな
9
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聴雨
片時も離れず見つむつばくらめ骸となりし妹がかたはら
9
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