野々花のお気に入りの歌一覧
本能寺
雨よ雨 流しておくれ 恋心 たどり着けない海の底まで
10
もっと見る
コーヤ
早咲きの黄花コスモスゆらゆらと朝陽を仰ぎ艶なる風情
14
もっと見る
へし切
雲かすみ武蔵の原の秋の雨 軒うつ音に一息をつき
27
もっと見る
桃湖
あなたには戻るおうちがあることを知りつつ離せぬ揺れる袖口
8
もっと見る
泉白水
一日の終わりに落ちる雨粒はただひっそりとその日を洗う
14
もっと見る
桜園
ひさかたにおとずれくれし叔母の手につやつや光るなすが三個
10
もっと見る
村上 喬
突然に降り出した雨に濡れながら心の澱を吐き出している
21
もっと見る
己利善慮鬼
砂浜にこっそり埋めた恋心やがては波が掘り起こすまで
7
もっと見る
詠み人知らず
母の味最後となりぬカレーには喜び悲しみ混ざりておりぬ
18
もっと見る
詠み人知らず
片方の手離したら飛んでったバナナじゃなくて僕は風船
3
もっと見る
まつり
私たぶんあなたが不幸になることをずっと願って生きてくと思う
6
もっと見る
只野ハル
もう同じ4次元時空で会えなくてタイムマシンを蹴っ飛ばしてる
5
もっと見る
只野ハル
吹く風に秋の気配を感じれば思うこと無く空を見上げる
8
もっと見る
只野ハル
八月の二十日の夜に虫の声何も変わらぬ夏にさよなら
8
もっと見る
紫苑
ふるへてゐる 夜の底ひを刈られたる田のおもに立つ風のこゑごゑ
10
もっと見る
ことぶき
偏屈で短気な父は何処へやら たった三つの孫の言いなり
17
もっと見る
片井俊二
一面の空の青さがさびしげでトンボ描いた少年の夏
9
もっと見る
ことぶき
歳重ね筋張り荒れた我が両手を かわいいものだとそっと握る母
8
もっと見る
へし切
道の端に横たふ蝉のこけ未練そ知らぬ顔に夏はかけゆく
22
もっと見る
夢士
残暑なか逝く人おくり通夜の路星一つなくカラスウリの花
13
もっと見る
[1]
<<
318
|
319
|
320
|
321
|
322
|
323
|
324
|
325
|
326
|
327
|
328
>>
[328]