藤久崇のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
雪やみて眞夜を滿月冴え冴えて凍てしひかりの深き靜寂
9
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詠み人知らず
ひび割れた己が指先見つめたる老いゆく母の寂しさ思ふ
17
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卯月
神聖な約束をする薬指夏の日永の月光の下
9
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shiky
泡沫の夢見ごこちの若き日を娘の夢に不意に重ねる
2
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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秋日好
薄氷の下の金魚はいつもより寄り添い沈んで囁いている
27
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麻
時知らぬ宿かとぞ思ふひぐらしのそら音ひと声鳴きわたりけり
27
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千映
亡くなった友の逝去日住所録見つつ賀状の筆走らせる
14
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千映
背に一人手つなぎ一人手荷物と嬉しさだけの帰省懐かし
13
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千映
憧れた手繋二人でしてみたく人気の居ない夜道でこっそり
15
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千映
人の輪を明るくします出来まする「それしかないの」胸張りていう
15
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千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
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舞
赤い花愁う吐息に二つ三つ花片の堕ちる音も無き午後
19
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野々花
悲しみに慣れたふりして微笑めばいつしか季節は冬へと変わる
27
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野々花
肺を病む私のためかせいなのか禁煙九年肥ゆくだんな
22
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野々花
何時までも空を見上げていたいけどそろそろ主婦に戻りましょうか
30
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野々花
悲しくて泣いたんじゃない・・・解らない風吹くように心が揺れる
21
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野々花
缶ビール片手に揚げる天ぷらは春の香りの鮮やかな色
30
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野々花
長い髪ばっさり切ったあの女性が「寒いわね」って微かに笑う・・・
28
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野々花
飛び散った記憶の欠片かき集め歌を詠おう君への歌を
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