ななかまどのお気に入りの歌一覧
灰色猫
さらさらと紺のインクを走らせて夜明けの川を流れるわたし
8
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茂作
のこぎりの山に登れば廣がりぬ 弟橘媛の鎭めし海が
16
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灰色猫
紅茶へと冷めないうちに溶かしゆく覗かれたかった秘密のひとつ
8
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灰色猫
爽やかな白い前歯が反射するきらめく雪の朝の冬晴れ
14
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舞
春風は 先ず子供らを 誘いだす 笑い走る子 母は追いかけ
8
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なりあきら
うばたまの 眠れぬ夜に みる夢は 夢かうつつか うつつか夢か
5
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虹岡思惟造
芝生から起きない父に群がりて遊んで欲しいとせがむ子供等
10
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こるちぞう
雪の畑薄墨になるかんじきの跡示したる春の訪れ
21
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へし切
冬ごもり 春のきざしに目覚めたる 生ける命の囁きを聞く
19
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Hatabou
永遠の愛なんてないわという君を五十年後も想い続ける
6
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滝川昌之
夢の跡 卒業式後の教室は次の主を待つ休耕田
20
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うすべに
たんぽぽを見つけ指さすおさなごの頬はうすべに 歌が聞こえる
11
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杜鵑草
お城下に春風駘蕩鈴の音の輕らかなりや同行二人
9
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恣翁
地の中を虫の穿てる音だにも 聞こゆばかりに静けきものを
15
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さいおん
天原 仰而見者 朧月 須臾見欲 雲莫蒙
14
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横井 信
また風のそっと撫でてく少しずつ春の近づく桜の並木
10
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茂作
鶺鴒の小走り止めて振り子する 畑の蟲らが動き出すころ
15
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舞
北の春花こそ無くもオリンポスあると思わす遠き夕焼け
8
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桜田 武
冬の公園の人来ぬ寂しさ想うは孫と来し夏の賑わい
6
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桜田 武
娘より夕食の招待三年ぶりコロナ過ぎの明るい空に
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