野々花のお気に入りの歌一覧
寧々
ぼんわりと夏の緑は溶けてゆきもう思ひ出せぬ詩の一節
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矢車菊
雨音はぼくのものにはならなくて誰かを好きになりたい九月
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秋日好
筆ペンで見よう見まねに書いてみる山の字川の字ただ愛しくて
14
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矢車菊
答えなどいらないんだよただきみに話をきいてほしかっただけ
9
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矢車菊
なぜだろうみんな器用に生きている 取り残されてぼく一人だけ
10
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裕二
あなたへとつながっていた感情がひとつまたひとつこぼれて消える
3
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美津村
達筆すぎて読めない掛軸褒める声「みごと」「みごと」と付和雷同す
5
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千映
ビールじゃい だだちゃ豆で ビールじゃい普段の百五十パー 働いたもん
8
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矢車菊
雨宿り 誰かを想ふゆふぐれはダリアの紅を濃く染めてゆく
17
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シュンイチ
帰りみち 帰りたくない日々がありランドセルからはみだす絵本
10
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詠み人知らず
秋桜は亡者のごとく手を上げて こちらへおいで 呼びかけている
15
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洩矢転石
ほとんどの人を信じてないぼくは写真を撮られるのが苦手
3
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本能寺
攻め込んで 土俵の際で 肩透かし だれかの恋の 末路に似てる
12
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コーヤ
何気ない日々の触れ合い会話から伝う真心幸を感じて
10
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矢車菊
そこにあることも忘れて生きしものを失へばまたかなしみとなる
12
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朔夜
書くことで癒やしになるというならば胸がこんなに痛むわけない
14
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ことぶき
無情にもすべてを照らす太陽は 後ろ暗さの影を濃くする
9
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夢士
独り身の伯母を偲んで七回忌甥姪集い神楽坂の宵
17
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己利善慮鬼
この空の何処かにあると知っていた最初の恋を託した星が
5
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詠み人知らず
割れやすい素材だったねぼくたちはぶつかり合ってこころ粉々
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