詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コーヤ
色めいた桜並木の散歩道ほころぶ吐息がほのかにきこゆ
24
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コーヤ
空仰ぎ白き木蓮凛と咲く祈りの姿に心惹かれて
16
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赤俊雄
知らぬうちわが身を覆う絡繰の糸を断ち切る鋏はどこに
8
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恣翁
墓に身を屈め覗けば 花筒の腐りし水に 陽ぞ映りける
20
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松本直哉
ドビュッシー「版画」聴く夜雨脚の強まる庭に涓滴の音
4
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松本直哉
うらうらとひばりのあがる奥津城に失恋ひとつ埋めてかへりき
3
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リクシアナ
漆黒のデフレクターに翔ぶツバメ 櫻の数の時代をくぐり
13
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ミミンガ
晩ご飯 主食がキャベツになったのは 卒業式のスーツを着るため
11
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ミミンガ
ヒヨドリの落とした花の哀れなり 拾い集めて水面に飾る
19
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リクシアナ
眼レフの構える先に 昇竜を伴う雄姿 動輪四つの
6
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詠み人知らず
罰せらる理由を順に考えた 途中でやめた 多すぎるのだ
14
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佐藤水村
あけぼのの花のはかなく散りてのちいよよ若やぐ葉桜の朝
4
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詠み人知らず
ラッシュ時もスマホ探る手文字をおい 足元の目は電車に乗り込む
4
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詠み人知らず
スマホ手に 無言に行き交うコンコース アナウンスのみ場内響く
6
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朧月
悲しみをすべて飮み込み詩を詠んだ金子みすずの優しき世界
16
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朧月
春の雨梅田の街の献花台悲しき想ひなほのこりをり
14
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舶女チェルシー
真夜中のFMラジオの電波から過去の痛みを受信している
15
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千映
遅くなり慌てて薔薇の選定を両手の傷が勲章となる
8
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灰色猫
柔らかく 触れたつもりが 消えさった わたしが微熱を 帯びたあまりに
28
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卯月
お別れが約束されているのですたくみお姉さんといっしょに歌う
5
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