藤久崇のお気に入りの歌一覧
月虹
それぞれの聖夜を乗せて汽車はゆく酸いも甘いも星の煌めき
128
もっと見る
西村 由佳里
残忍な黒い言葉で染めてゆく童話のための白いノートを
12
もっと見る
千映
君の眉白髪の少し混じってる鋏で切りたい抑える衝動
8
もっと見る
吉野 鮎
體内に二律背叛物質を抱へて生きるを哀しみ諾ふ
6
もっと見る
舞
地図に無き街のあるらん人の世の憂い無き街夕焼けの果て
16
もっと見る
千映
厳寒の朝突き破り君からのメールに牡の匂い感じる
10
もっと見る
なかしぃ卿
搖れて後ガスの臭ひが滿ち溢る西宮から逃げ惑ひけり
11
もっと見る
うどん
この部屋に 貴方がいない 冬が来て 愛おしいとは 苦しさである
5
もっと見る
灰色猫
ゆっくりと正しい姿勢で着底すあなたが沈める言の葉の舟
23
もっと見る
灰色猫
雪を踏むただそれだけで満たされた幼き日々にしばし帰ろう
25
もっと見る
灰色猫
温かい心臓ひとつ手に取って雪だるまへと移植してみる
25
もっと見る
千映
情念をとろとろ燃やす慌てずに掴んでみたら意外に熱いよ
15
もっと見る
詠み人知らず
冷ややかな面持ちなれどその中は緋よりも緋色情念燃ゆる
15
もっと見る
夕星(ゆうずつ)
秋寒の肌に感じる寂しさを 繋いだ手へとうつして微笑む
11
もっと見る
夕星(ゆうずつ)
膝抱へ夜明けのカーテン搖らしては 照らす朝日に戲言を一つ
7
もっと見る
夕星(ゆうずつ)
指先の冷たさ滲む君の手をポケットに入れ 赤絲結ぶ
4
もっと見る
虹と星
夕焼けが焼けていませんすみません月がみずからおしおきします。
8
もっと見る
虹と星
世の中を舐めていました甘かった甘かったのが優しさですか
7
もっと見る
虹と星
大人でも子供でもないわたくしに買える切符はございませんか
11
もっと見る
石川順一
風呂蓋のふちは複数穴が有り傾けた時水芸見せる
15
もっと見る
[1]
<<
313
|
314
|
315
|
316
|
317
|
318
|
319
|
320
|
321
|
322
|
323
>>
[369]