夏恋のお気に入りの歌一覧
裕二
こんなのはわたしの好きなわたしじゃない くしゃくしゃにされ濡れたハンカチ
3
もっと見る
まがね
カーディガン羽織り見上げた空の色夏の名残のキュウリをかじる
11
もっと見る
紫苑
さしまねく白きてのひら野のすゑにひと待ちがほのコスモス揺るる
10
もっと見る
リンダ
声荒げこころの内をぶちまける男の弱さ垣間見えたり
10
もっと見る
詠み人知らず
逆らえば扶養はせぬと言い放つ あなた見つめて涙がにじむ
15
もっと見る
恣翁
月のなき初秋の夜の桟橋で 海峡渡る風に吹かれむ
29
もっと見る
由良
幾千の想いの日々をくぐり抜け 愛しい君にたどり着きたい
7
もっと見る
市川ありさ
私は君の前から消えるべき薄紫の雲がたなびく
3
もっと見る
詠み人知らず
昇り来る輝く朝日に今日もまた 苦しむ胸が癒されていく
6
もっと見る
詠み人知らず
芸術と口にするのも憚られる不満に愚痴に怠惰に悲しみ
7
もっと見る
紫草
舞い降りた天使が鬼に化けたのはきっと二人がやらかしたこと
10
もっと見る
南 骸骨
パーキンソン一歩の出ない前に立ち大きな1、2が僕のプライド
3
もっと見る
あまおう
妖しげに益々黄色く染まる髪そのうちクビになるぞ事務員
20
もっと見る
あまおう
きみの出す柑橘系の毒の香がすれ違うたび擦り込まれてく
15
もっと見る
詠み人知らず
百八回煩悩の数電話して百九回目にて貴方は出ない
2
もっと見る
詠み人知らず
すれ違う心の襞を測り兼ね雨に似ている 沈黙の音
4
もっと見る
詠み人知らず
返信は来ないと知ってメール打つ壁打ちしてた独りで 私
3
もっと見る
南 骸骨
おまえから受けた罵声がよみがえるもう返せない一冊がある
11
もっと見る
詠み人知らず
暗闇を歩み始める手探りで それを見守る温かき瞳
4
もっと見る
あまおう
日の暮れが早まり僕の狼はきみを狙って善からぬ算段
9
もっと見る
[1]
<<
311
|
312
|
313
|
314
|
315
|
316
|
317
|
318
|
319
|
320
|
321
>>
[321]