ななかまどのお気に入りの歌一覧
虹岡思惟造
「蛙子よ巨蝦蟇となりて蛇食らへ」己が言葉の何と大仰
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へし切
いたづらに 幾夜を寝つる日日並べて あとなき空を尋ね侘びぬる
19
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滝川昌之
お茶の間がペッパーミルを回してるWBC来日のサムライ
17
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うすべに
生きている太い切り株 たくましくかぼそい枝に咲いたうすべに
13
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里香
ようやっと 明かり落とした 部屋の中 笑みを枕に 押し付けるとき
12
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舞
英雄は逝きし者のみ遺されたカインの子らの祝祭の街
5
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横井 信
やわらかく大地の香る雨あがりふたつ並んだつくしの頭
14
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茂作
制服の胸にかざしたコサージュの ひかりに映えて今日の旅立ち
20
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虹岡思惟造
学校の裏門近くに一本の桜ありしを君は語りぬ
10
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舞
朝出でて暮れには帰るこの道を十年一日歳のみは老い
13
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こるちぞう
つんどくの崩れし本を手に取ればそのときはまだ危險な話
9
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へし切
忘れない 忘れてならないことがある 二度と言うまい 想定外と
15
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草木藍
野を行けば紫だいこん花盛り風に揺られてささやきかわす
10
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こるちぞう
今朝見れば昨日はあつた屋根の雪缺片すら無い猫かけまはる
11
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うすべに
そびえ立つ堤防ごしに春の海 まだ乾かないこころの涙
16
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杜鵑草
忘るまじ十二年とも眼裏に今も映るは襲ひくる海
8
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滝川昌之
開花日の三日後くらいに会いましょう満開手前の二人のままで
18
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うすべに
しずしずと花びら散らす梅林の 眠りいざなうみつばちのはね
12
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こるちぞう
とろりんと溶けゆく雪に梅辛夷蕾は硬し常は見ぬ樣
8
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杜鵑草
空蝉に別れぬれども二世の縁 往かなばすゑに廻り逢ひたし
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