藤久崇のお気に入りの歌一覧
鍬乃呑
いつか俺が愛されていた証左たるグラスに注ぐ血のごときワイン
3
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亀王
白き肌舐めて溶かしてぼくの舌きみの心に届け届けよ
4
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夢士
枯れ枝の福良雀や実のごとしパンと柏手数多飛びゆく
26
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詠み人知らず
旧友の便りのあるこそ嬉しけれ 患いゐれば何心地せむ
15
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詠み人知らず
たか なる ・・ きみの睫毛が震えてる むせる麝香に距離つめただけ
15
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詠み人知らず
賢人の里に迷える猿なれば 言葉知らいで途方に暮るる
18
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澄舟
選択の自由に向かい逡巡すドリンクバーのグラス手にして
5
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鍬乃呑
アイリッシュウイスキーを直に飲み込んで薫れる呼気を確かめている
5
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野々花
毛糸編む私の指をマジシャンと褒めくる児らにおミカンふたつ
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滝川昌之
葉牡丹の外の葉ヒラリ夜に落ちてお色直して艶の床の間
14
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まご
おれだって赦されるならおれだっておれを無料で公開したい
5
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雪柊
降雪の予報を聞きて肩落とす幼き頃とは逆の感情
14
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雪柊
舞い踊り 声高らかに歌う吾子自作の歌詞に謎が深まる
23
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舞
たまゆらに幽すかに笹の音擦れの寒き風あるこの夕べかな
14
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コーヤ
紅の 笑みもれいずる 一枝の 麗し姿 君と重ねて
22
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コーヤ
寒風にひるむことなく平然と清し白梅揺れて微笑む
24
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リクシアナ
薪を焚き熱い湯うめる窓の雪遠い昔が湯舟に浮かぶ
27
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リクシアナ
冬日さす合わせ鏡の虹のなか銀の鋏は黒髪さばく
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絮谷新
黒髮の澪に落ゑつつ薄紅に染むる背の胛塋に
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沙久
いつの日か誰かを照らすおひさまになれたら満足して死ねるでしょう
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